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情報と心理

 日曜日の早朝、午前7時というのに自宅のそばの国道には車がズラリと列を作っています。
自転車で通りかかったので、車の列の最後尾からその列を伝ってみました。
するとその車が目指していたのは、ガソリンスタンドでした。
その長さは500メートル以上に及んでました。

 ガソリンを買い求める車の行列でした。スーパーやコンビニもモノが少なくなり、盛んに「買いだめはやめましょう」というメッセージがあちこちから出ています。
 頭ではみなさんわかっているのですが、行動はその逆。
いわゆる「基本的帰属錯誤」という状態のようなものでしょうか。



「基本的帰属錯誤」とは、他者の行動の原因を推測する場合に、その観察者が自分の内的な帰属をしすぎる傾向のことです。この説明は難しいですね。

 たとえば、ある若い人が、「今日は腰が痛くて立っているのがつらい。たまたま電車のシルバーシートが空いていたので、今日はそこに座らせてもらおう」とおもい座ったとします。
しかし、それを見ている人は、「若いのになんでシルバーシートに座っているの?モラルがない人だ」と感じるというものです。
たぶん、その座った若者も、自分が元気な時に、同じように別の若者がシルバーシートに座っているのを見たら「モラルを知らないな」と感じるかもしれません。

 ガソリンを買うのに行列している車を見て、「買いだめはよくないのになぜ? しかも東京であれば
車でなくても移動は電車やバスで十分行動できるのに」と感じてしまいます。
これは、基本的帰属錯誤かもしれません。
あるいは、単に皆さん買いだめをしているだけなのかもしれませんが。

「限定10個限り」と言われるとなぜか欲しくなってしまいます。

ガソリンもなかなか手に入りにくいという情報があると、たとえ燃料計ではまだ半分以上ガソリンがあっても、電車やバスで移動が可能であっても、満タンにしておかないと不安という心理が働いているのかもしれません。

 こういった大災害があるときに、「落ち着いてとか冷静に対応しましょう」とメッセージが出ますが、
この「落ち着いて」とか「冷静に」というのはどういう状況なのでしょう。

 ガソリンを買うのに並んでいるドライバーは「冷静に考えて今、ガソリンを入れておかないと
まずいな」と思ったのかもしれませんね。

情報と人間の心理というのはあらためて難しいと感じました。
何が正しくて、何が間違った情報なのか、それをもとにどう判断するのか、難しいです。


2011.03.21 11:46:58 | 食ビジネス・プロジェクト | コメント (0) | トラックバック (0)

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