約80年前も今も人が感じることは同じなんだということを知りました。
毎朝聴いているNHKラジオ講座。今日は、「As Time Goes By」 を取り上げていました。
これは、言わずと知れた、映画「カサブランカ」(1942年製作)の中に出てくる有名な曲。
もともとはブロードウェイミュージカル Everybody's Welcome(1931年)のために作られた曲。
世の中がどんどん変わっていく中で、変わらないのは・・・・
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世の中がどんなに進歩しても、人間の感情や気持ちの在り方は変わらない。
「心の持ち方」というのは、いつの時代もテーマだったんです。
As Time Goes By.
有名な曲なので、皆さんも何度か耳にされたことがあると思います。
どんな曲かを確認するには、カサブランカのこのシーンをどうぞ。
実はミュージカルの中で、この歌が歌われる前に、こんな前振りがあります。
その日本語訳がこれ。
我々の住む時代、モノの理解が進む。
スピードに新発明、それに四次元といった事柄で。
ただ我々は憔悴気味。
アインシュタイン氏の理論のせいで。
だからときおり地上に降りて、くつろぎ緊張を解かなければ。
どんなに進歩しようとも
証明すべきことが山積みでも
人生の素朴な事実というもの、
それは取り除けるものではない。
この前振りの後に As Time Goes By(時の過ぎ行く中で)が歌われます。
映画カサブランカの中では、この前振りはありません。
そして、As Time Goes By が続きます。
内容はつぎのとおり。(訳ヴィンセント・ベン)
これは覚えておくように
キスはキスのまま
ため息はため息のまま
基本はしっかり通用する
時の過ぎ行く中で
愛する二人が求め合えば、
まだ「I love you」と言う。
それはあてにしてよいこと
どんな未来になろうとも
時の過ぎ行く中で
月光とラブソングは決してすたれない
燃ゆる心、妬みや憎しみも
女は男が必要なもの
男は連れ合いを求めるもの
誰もそれを否定できはしない
いまだに話はおきまりのもの 愛と栄光のための闘い
生きるか死ぬかの大勝負
世界は恋人たちにいつも優しい
時の過ぎ行く中で
歌詞の出典:NHKラジオ英会話 1月号