人には、「いやだなあ」「めんどくさいなあ」「相手に手間を取らせて申し訳ないなあ」といった心理的負担があります。
この負担を軽減してあげると「Yes」と相手が言いやすくなります。また、大人の対応もできます。
*過去のブログをご覧になるには、左上の<食ビジネス・プロジェクト>の中の<ファシリテーション>をクリックしてください。
1.事例その1 セールスマンのアポどり
「近いうちにお時間をいただけますか?ご都合の良い日時をご指定いただければそれに合わせてお伺いします。」
→近いうちに:指定してしまうとNoと言われる可能性が高くなる
→ご都合の良い日時をご指定:相手に合わせることでスケジュールを調整するなどの負担を軽減
「お時間は取らせませんので」
→「忙しいから会えない」という口実を事前に封じ込めている。しかも、あまり心理的負担なしに。
「(忙しくて時間が取れないと言われた時)それでは、パンフレットをお送りさせていただくのは構わないでしょうか」
→送ってもらうという行為は、受ける方は何もしなくてよいので「Yes」と言いやすくなる。
2.事例その2 何か頼みごとをしてきた相手の心理的負担を軽くする。大人の対応。
知り合いから電話がありました。
「お時間をいただけますか?」と一種の頼みごとをされました。
「わかりました。いいですよ。明日のお昼なら時間取れます」とあなたは答えます。
この時、相手はあなたに「時間を取らせて申し訳ないなあ。」という気持ちがあります。
それの心理的負担を軽減するため、
こんな一言を加えます。
「私もちょうどお会いしたいと思っていたところでした」
この一言が大人の対応。
相手の心理的負担を一気に下げてあなたに対する好感度がアップします。