大手コンビニのアイスカフェラテの宣伝チラシが今日の朝刊に折り込まれていました。
「ESPRESSO抽出×産地限定生乳100%使用ミルク」という大きなコピーが。
「このカフェが採用している生乳100%使用ミルクは、北海道、岩手、熊本、沖縄に産地を限定しています」という文章が続きます。
これを見ると、「こだわりのあるカフェラテ」に感じますね。
しかし、よく考えてみると「本当にこだわり?」となってしまいます。
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牛乳と表示するには、生乳100%でなければいけません。
つまり、牛乳はもともと生乳100%なので、「生乳100%」とわざわざ謳う必要はありません。
ここで、わざわざそう書いてあるのは、まず、「ミルク」というのは牛乳を指すものでない。次に他社のカフェラテは、この「ミルク」と呼ばれているものが「生乳100%以外のもの」が使われているということなんでしょうか。
「北海道、岩手、熊本、沖縄に産地限定」と言われると、それ以外の都府県で生産されたものは品質が良くないような感じもしますよね。
これらの1府3県に産地限定したのはどんなメリットがあるのでしょう。
果たしてこのカフェオレは「こだわり」があるのかないのか、単なる言葉遊びなのか、いろいろと考えをめぐらせたチラシでした。