NHK放送文化研究所の調査(2006年)では、日本人の好きな食べ物ランキングで焼き肉は第6位でした。ちなみに、1位 すし、2位 刺身、3位 ラーメン、4位 味噌汁、5位 焼き魚という順です。
ちょっと古いデータですが、現在でも、焼き肉は人気料理の一つと考えられます。
ユッケは焼き肉店では、サイドメニューです。データがないので、正確なところはわかりません。しかし、焼き肉店での私の感覚では、ユッケは、サイドメニューの中でも一番人気ではないでしょうか。
しかし、私は個人的にはユッケは食べたことがありません。いくら新鮮といわれても、やはり生肉は正直抵抗があります。
今回食中毒を起こした焼き肉チェーン店では、なんとユッケが280円。スターバックスのコーヒーより安い。
この価格で、生の肉を提供できるのは、正直「すごい」というより「怖い」です。
以前、老舗のしゃぶしゃぶ屋さんで、牛さしをいただいたことがありました。そこのご主人は、牛さしをすると、歩留まりが極めて悪いという話されていたのを思い出しました。これが「トリミング」ということですね。
おいしい食事を安価で提供したいという気持は非常に良くわかりますが、料理を提供する側としてあまりにお粗末なオペレーションと言わざるをえません。
自宅の近所の焼き肉屋さんに行きましたら、ユッケを出していました。価格は780円
人気メニューなのではずせないと言われていました。
780円でも大丈夫かなと思ってしまいます。もちろん、私は注文しませんでしたが。
新鮮といわれると「安全」のような気がしてしまいます。
しかし、食中毒菌と「新鮮」とは何の関係もありません。菌が付着すれば、新鮮であっても食中毒は発生します。私たち自身も気をつけないと。