「家族の勝手でしょ」岩村暢子著 新潮社 の本を読みました。この本は小さい子供を持つ母親の食生活に関して調査した本です。今日はその中から一部を紹介します。
その本の中で外食することに関して、主婦たちの言葉に次のようなものがありました。
・「ウチの子供たちスゴイんです」
・「ウチの子怖いですよぉ」
・「息子は外に放したら大変なことになります」
これらを読んで、私は、「子供は食べ盛り、育ち盛りなので、外食なんかしようものならいくらでもおかわりして家計が大変!」と理解しました。
ところがとんでもない。その意味は違うんです。
・「店の中を走り回っていろいろなものに触る」
・「椅子の上に乗ったりして大騒ぎする」
・「興奮して大声を出し止められなくなる」
・「じっとしていられずに騒いで飾り物を壊したりする」
・「店内を貼り利回り、ギャーギャーあばれて泣き出す」
・「大はしゃぎして遊びだす」
・「店内で踊りだしたり大変なことになる」
・「ドリンクバーを占領する」
・「ちょっと飲んでは他の飲み物を取りに行き席におとなしく座っていられない」
・「(回転ずしで)お腹いっぱいなのにまわってくる皿の取り合いをする」
最近よくこういう子供見ますよね。電車の中、レストランの中といった公共の場所で。
冒頭に「ウチの子スゴイんです」と言っていること自体親が完全に他人事になっています。
その主婦たちは口をそろえて次のように言うそうです。
・「子供は言ってもきかないですから」
・「子供が騒ぐのは仕方ないじゃないですか」
・「いちいち注意しているとこちらが疲れちゃう」
・「(子供が騒ぎだしたら)そういうときは聞こえないふりをしている」
・「子供はのびのび育てたいので、騒いでも注意しない」
なんとまあ、あきれるというか言葉になりません。
電車のドア付近でベビーカーをならべてペチャクチャおしゃべりしているお母さんたち。
電車を降りる人も、乗る人も困っているのにお構いなし。
また、シルバーシートを子供たちが占領して騒いでいる姿もよく見ます。
お母さん方はちょっと離れたところでペチャクチャおしゃべり。
困ったものです。