水産総合研究センターから4月8日にウナギの完全養殖に成功したとの発表がありました。
ウナギ大好きの私にとってはこのニュースは、「超ビッグニュース」です。
日本人同士が宇宙で再開したというニュースよりも感激ものでした。
思わず4月1日のエイプリルフールではないかとニュースの日付を確認したくらいです。
4月8日に発表ですので安心。それぐらい私にとっては「超ビッグニュース」でした。
「なんでそんなに興奮しているの」といわれそうですが、とにかくすごいニュースです。
このブログでも何回かウナギの神秘についてとりあげましたが、完全養殖成功とはすごい!
実は、これまでウナギの生態はほとんどわかっていなかったんです。
そもそもオス・メスがよくわからない。どこで生まれるのかもわからない。どうして海にも川にも池にもいるのかわからない。わからないだらけです。
今からさかのぼること30数年前、大学の授業で生物学を履修しました。その担当教授が授業のたびに話していたのを思い出します。今考えると授業はウナギの話ばかりでした。
「ウナギはどこで生まれるのかまったくわからない」「完全養殖ができるようになればすごいことだ!」という話しを思い出しました。
今までの「ウナギの養殖」は、これは河口付近で稚魚(シラスウナギ)を獲り、それを業者が育てて出荷するという完全養殖ではありませんでした。最近はその稚魚も激減し、価格も高騰し庶民にはますます手が届かなくなりつつありました。
今回水産総合研究センターでは人工授精で生まれたニホンウナギに卵を産ませ、孵化した稚魚に育てる完全養殖に成功したとのことです。
ところで、近いうちにまた政府の事業仕分けが始まるそうです。
この独立行政法人水産総合センターもその対象になっているようです。天下りはなくさなければいけませんが、ウナギ大好き人間としては、ウナギの研究は続けられるようにお願いします。