2009年11月16日の事業仕分けで食育が対象となりました。
結論は予算縮減。文部科学省、農林水産省での重複を整理というものでした。
まあ妥当な結論ではないでしょうか。
食の乱れ、食料自給率の改善、食品の安全、栄養教育たしかに食育の重要性は否定しません。
しかし、国が予算をとって食育を推進するというのはどうも疑問に感じていました。
また、仕分人が指摘をするように、文部科学省と農林水産省の食育に対する考え方というか目的にずれがある。方向性が良く見えない。両省だけでなく、「食育白書」は内閣府が担当。1府2省が取り組んでいます。
百歩譲ってズレがないとすれば、それはまさに重複ということになりそれこそ「ムダ」と指摘されます。
食事バランスガイドも、栄養教諭も、食料自給率向上もなにか統一性がない。
各地で食育と名のつくイベントが数多く開催されていますが、どうも「食育」という概念につながらない。よくあるのは、農業体験や料理教室。
それってあくまで農業教室であり、料理教室であって食育?という疑問がありました。
食事バランスガイドのポスター(模造紙の大きさ)ができたとき、こちらからお願いもしていないにもかかわらず、何枚も(枚数は覚えていません)農水省から送られてきました。送られてきてびっくり。いったいどこに貼るのという感じでした。これらもすべて税金です。
今回の事業仕分けでもう少しすっきりと整理されるとわかりやすくなるのかもしれません。