先日若手講談師の勉強会を拝見してきました。
「講談師みてきたようなウソをつき」
昔からよく言われます。
講談を聞いていて個人的に感じたのは、臨場感だけでなく、「シズル」が大切だなということでした。
このシズルとはステーキがジュージュー焼ける音のことを言います。
エルマー・ホイラーの第一法則 ステーキを売るな、シズルを売れ
講談はまさにこのシズルを売っているのかなと感じました
先日講談師の宝井琴柑(たからいきんかん)さんの勉強会を拝見してきました。
女性の講談師で前座(前座⇒二ツ目⇒真打ち という階級があるそうです)でご本人いわく修業中の身とのこと。
当日の演題は源平盛衰気より「宇治川の先陣争い」、「坂本龍馬とおりょう」の二作でした。
まるでその場にいるような臨場感と色や香りまで伝わってくるようなシズル感。それを言葉で相手に伝えるという技術が講談だなと感じました。
話し方だけでなく、いろいろと参考になった時間でした。