東京都が発表した、住民基本台帳による都内の1世帯当たりの人数が1.99人。二人を割りこみました。 昭和32年には、4.09人という数字でした。
23区とそれ以外の数字を見ると、23区は1.91人、市部は2.19人。
高齢者だけでなく、独身者や単身赴任なども数には含まれていますが、世帯という単位で言うと1人代というのは、正直ここまで来たかという感じです。
詳しい数字はこちらです。
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次回は2012年4月14日(土)18時から 東京大崎で開催します
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世帯というとイメージする最小単位は夫婦。ということは二人で構成されているのが一つの目安。
それが、今回1.99というのは、予想はされていても、現実的には厳しい数字と感じます。
この数字は、高齢者だけでなく、独身、単身世帯なども含まれています。
スーパーやコンビニなどでの品ぞろえも、お一人様用が求められているのも数字からわかります。
先日、私が住む品川区と自治会との会合で、災害時に一人暮らしの避難誘導をどのようにしていくかということが話題になりました。その時に、自分の周辺には、多くの一人暮らしの方がいることがあらためてわかりました。
世帯当たりの人数が多い方がいい、一人世帯は少ない方がいいということは言えませんが、社会との接点やコミュニティーが少なくなっていることは確かです。
以前は、八百屋、魚や、肉屋さんなどに買い物に行くことで、お店の人との会話がありました。
スーパーやコンビニでは、お店の人は話しかけてくることはあっても、ほとんど会話をするということはなくなりました。品物を買い物籠に入れて、レジで精算する。全く一言もしゃべらなくても、なんら問題はありません。
便利なのは良いことですが、その分不都合も生まれます。
しかし、1.99(区部は1.91人)というのは、問題ありだな。