「閉店セール、全品処分市」といった看板を掲げて、一向に閉店しない店ってありますよね。
そういえば、最近は過払い金返還を請け負っていたTVのCMも流している法律事務所のニュースがありました。 「今だけの期間限定」「一か月の期間限定」で過払い金返還の着手料を無料あるいは割引きにするというもの。
実はこの法律事務所、「今だけ」や「一か月限定」とうたいながら5年も続けていたとのこと。
さすがに、消費者庁も悪質とみて是正措置命令が出ました。
「今だけ」「一か月のみ」の限定や「閉店」と言う言葉の響きには、魅力を感じる人が多いと思います。
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「閉店セール」もその日と限定すれば、「(今日の営業が終わり次第今日は)閉店します。明日の朝また開店します」という意味であれば、ウソはついてないですが、これは屁理屈というもの。
ましてや法と正義を守らなければいけない法律事務所がこういうことをしているのはみっともないですね。
人はなぜ、こういう文言に弱いのでしょう。
以前にもここで書かせていただきましたが、「限定」と言われると、希少価値を感じる。
「閉店」というのも日常でなく特異な出来事であるから、他とは違うという感じに陥る。
そんな心理状態を利用しています。