ノーベル賞受賞者山中伸弥教授とマサチューセッツ工科大メディアラボ所長伊藤穣一氏との対談番組を観ました。
その中で、研究者にとって、伝えること(プレゼンテーション)は自分の研究と同じくらい重要であると言われています。ですから、今でも山中教授は研究と同時に、英語とプレゼンについて勉強しているとのこと。
そして、山中教授がこれまででもっとも感動したプレゼンテーションとして、オーストラリアのシンガー「メーガン・ワシントン」のプレゼンを紹介していました。
*過去のブログをご覧になるには、左上の<食ビジネス・プロジェクト>の中の<ファシリテーション>をクリックしてください。
プレゼンのタイトルは「なぜ人前で話す恐怖の中で生き続けるのか」
プレゼンテーターの彼女は、子供のころから吃音という言語障害を持ち、それとどう付き合ってきたかということについて話をしました。
なぜか歌を歌っているときは吃音が出ない。歌で自分で表現をしているといいます。
しかし、すべてを歌のように話すわけにいかない。 どうしても彼女の持つ言語障害と向き合わざるを得ない時間が多くある。 それこそプレゼンテーションは言葉で話す場。そんな彼女があえてプレゼンテーションに挑戦しました。
私も彼女のプレゼンテーションを見て感動しました。
山中教授はなぜこのプレゼンが素晴らしいと感じたかというポイントを3つ挙げていました。
1つ目は、メッセージが明確であること
2つ目は、自分の弱さを語っていること
3つ目は、ユーモアがプレゼンを支えていること
自分の弱みについて話すことは、実体験から来ているのでとても説得力があります。
弱みを話せるということはそれだけ強くないと話せないと思います。
とても参考になった山中教授の話とメーガンのプレゼンでした。
彼女のプレゼンはこちらからご覧になれます。