スーパーマーケットトレードショーを探検してきました。
このショーは、私たち消費者にとって身近な商品ばかりで、売り場づくりや商品提案の展示が多く、売る側作る側が何をどう売りたいかというヒントがあります。
今回、私が気になったキーワードは「プチ贅沢」
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果たして景気は良くなっているのか悪くなっているのか。
食品業界はいま値上げラッシュ。
これは景気が良くなったからではなく、原材料の高騰の影響によるものが多い。
外食産業は多少の値上げはあっても相変わらずのデフレ状態。
一方で数万円するランチや高級惣菜に行列が・・・
さて、
「消費者に身近なスーパーマーケットを通して、この二極分化をどう対応したらよいのか?」
食品メーカーや販売店など商品の送り手にそんな迷いがあることを今回の展示会で感じました。
あくまで私の勝手な感想です。
「プチ贅沢」、「自分へのご褒美」、「もう一つおまけ」そんなキーワードがあちこちで見られるのも、客単価を上げる方向に行くのか下げる方向に行くのか???
「プチ贅沢=贅沢するけどプチ(少しだけ)」にそんな迷いの姿勢が表れているのではと感じました。
少し前までは、食品の事故や事件を受けて、「安全・安心」というキーワードが多く見られました。
そのもう少し前は、「地産地消」「食育」。
さらにその前は「こだわり、本物」
そんな共通語が今回は見られません。
相変わらず普遍で強いのが
「ダイエット」「太りにくい」「キレイ」「健康」。
これらは、これからも食品業界の売りのためのキーワードであり続けそうです。