先ほど「太陽光発電やりませんか?」という電話セールスを受けました。
電話で話を聞きながら「なるほど」と感心しました。
感心したのは、セールスされた商品やサービスの内容のことではなく、セールストークの方です。
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1.まずは、有名家電企業の名を出して自分の名前を名乗る
「〇〇電気の太陽光発電を担当している〇〇です」
実際にはそこの大手電機会社の社員ではなく、特約店の人らしい・・・
2.つぎに、興味を持たせるような話をする
「太陽光パネルを屋根に設置するだけで、電気を買うことから自前で賄えますよ」
3.こちらが少し疑ったところで安心感を持たせる
「屋根を見せていただくだけで、パネルが何枚くらい置けるか、その結果どれだけの電気が供給できるか計算できます」
4.さらに安心感を持たせる
「費用は掛かりません。計算結果をもとにその時にご検討いただくことで構いません」
5.さらにさらに安心感を持たせる
「30分程度いただければ計算できます。家の中に入るわけではなく外から見るだけです」
私がこういえばどういうのか反応を見るために、消費者が言いそうな言葉を出してみました。
(1)「忙しくて・・・」
⇒お時間は取らせません。ご都合のつく時間をご指定いただければそれに合わせて伺います。
(2)「興味がありません」
⇒日あたりはいいほうですか? 「はい」と答えると、自然の力を利用しないのはもったいないですよ。
(3)「お金がありません」
⇒どの程度の発電量があるかをチェックしてみると経済的な効果も期待できますよ。
なるほど、相手がノーと言いにくいように話を展開するんだなと参考になりました。
最終的には、「せっかくですが、太陽光には全く興味なく、今もこれからも検討はしません」と話をして電話を切りました。
セールストークしっかり勉強させていただきました。