「傾聴」という言葉があります。
人の話をしっかり聴くということですね。
しかし、サイコロジックでは、「聴く」ことで最も大切なことは、「人の話をしっかり聴く」ではなく、別のところにあると考えています。
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一体それは、なんでしょうか?
それは・・・
「話している人が自分の話をしっかり聴いてもらったと感じさせること」
たとえば、あなたが奥さんの話をテレビを見ながら聴いているとします。
このあなたの態度に、奥さんからみれば、「テレビ見ながら私の話聴いてくれているの?」という気持ちになると思います。
たとえあなたがテレビを見ていても、奥さんの話はしっかり聴いているとしてもです。
次に、奥さんが話し始めたら、テレビから視線を外し奥さんを見て話を聴く。
あるいは、テレビを消して奥さんのほうを見て話を聴く。
これは、どうでしょう? きっと奥さんは自分の話を聴いてくれていると感じることでしょう。
極端な話ですが、たとえあなたが別のことを考えていて奥さんの話がうわの空でも・・・
「テレビをみないで奥さんのほうを見て話を聴く」というところがポイント。
つまり、話をしっかり聴くだけではなく、相手に話を聴いてもらったと感じさせる行動が大事です。
この動作があるかないかで相手の印象は全然違ってきます。このちょっとした行動が信頼や安心につながります。
たとえば、メモを取る、うなづく、声のトーンを合わせる、おへその位置を相手に向ける、相手が言ったことをオウム返しするなど。
試してみてください。