3月20日でアメリカを中心とした国際部隊がイラクに侵攻して10年。
今、参加した各国で、戦争の名目であった大量破壊兵器が無かったことについての検証をしています。
残念ながら、日本の検証は形だけで、自衛隊の派遣、復興支援などにどれだけのお金をつぎ込み、何をしたのかという中身はわからないままです。
正義とは一体何でしょう。
この本によると、戦後の日本の正義は、次の二つと指摘しています。
1.利益を大きくすること
2.人々の多様な自由を保障すること
そして、自由は、利益と権利の主張となったとも指摘しています。
利益と権利の主張はとどまるところを知らないので、結局はいつまでも自由ではないということです。
つまり幸福ではない。
イラク戦争は、「イラクの自由作戦」と呼ばれていました。この自由とは?
結局は利益拡大のため、あるいは自分達の利益を縮小しないためのものだったようです。
自由、幸福 一体何なのか。
結局は自分自身の心が決めるのでしょうね。