「グッドコップ・バッドコップ法」というテクニックがあります。
コップとは警官のこと。 訳すと「良い警官悪い警官法」ということになります。
正義感が強いのが良い警官? 賄賂を受け取って便宜を図っているのが悪い警官?
そうではありません。
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この「グッドコップ・バッドコップ法」は、なかなか相手が心を開かない、イエスと言わないようなときに使えます。
ここでの良い悪いは正義かどうかではなくて、容疑者にとって良いか悪いかです。
よく刑事ドラマの中でこんな場面がでてきます。
一人の刑事が、強い口調で「いい加減にはいてしまえ!」と机やいすを叩いて脅します。
すると、先輩あるいは上司らしき警官が優しい言葉で「おい、そんなに大きな声で脅かすな。そんな話し方をしていたら、話したくても話せないよな。 腹減ったろう。まずはカツ丼でも食べるか」
すると、この容疑者は後から声をかけてきた刑事は「きっといい人で自分のことを考えてくれている」と感じて、自白をしてしまう。
つまり、二人一組で、一人が「ツッコミ役」もう一人が「ボケ」役でなだめすかし、同情的な態度をとる。すると相手はこの「ボケ」役に心を許してしまうというものです。
いろいろな交渉事でもこの「グッドコップ・バッドコップ法」は使えますよ。
二人の間の掛け合いのテクニックが必要ですが。