第一印象というのは、一般的には初めて誰かにあったときのその人に対する印象のことを指します。
しかし、この第一印象を会う前からすでに作っておくことができます。
良くも悪くも作れます。
あなたの第一印象を良くするためには、どうしたらいいのでしょう?
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4月と言えば会社では異動の季節。新入社員が入ってきたり、人事異動もこの時期という会社も多いと思います。
今度自分のところに入ってくる新入社員はどんな人なんでしょう?
そこで、人事部にいる同期の友達にそっと聞いてみました。
「今度うちの部に配属される新人はどんな人?」
人事部の友人からの答えは、
「東大を首席で卒業した優秀な人だよ」
それを聞いただけで「頭の良いすごい優秀だ」というイメージができてしまいます。
その後、配属されてきて部で紹介と本人の挨拶がありました。 しかし、すでに優秀、頭が良いというイメージが刷り込まれているので、第一印象もそうなります。
一方で、人事部の友人から
「ちょっと変わった奴でさあ、なんであんなの入社させたんだろうと思うよ」
との情報を得ていたら、同じく紹介の場でも、「変人」「扱いにくそう」というのが第一印象としてすでに刷り込まれています。
これを「事前情報効果」といいます。
この事前情報効果というのは結構パワーがあります。
ある企業に売り込みにいこうと考えています。
たまたまその会社の担当者をよく知っている大学の先輩がいました。
そこで、その先輩に担当者を紹介してもらうこととしました。
先輩も喜んで紹介してくれるとのことです。
そこで、この時に事前情報効果というのを先輩に使ってもらいます。
「自分の後輩ですごく信頼できる奴がいて、是非紹介したいと思っている。一緒に仕事をしてもきっと役に立つ人物だよ」と言っておいてもらうだけで、バッチリ。
しかし、後で「オイオイ紹介内容と全然本人違うじゃない」と言われないように。