日本箸道協会理事で、横倉クリニック院長横倉恒雄先生の最新著書 「脳疲労に克つ」(角川SSC新書)のなかに、「規則正しい生活は健康に良くない」というのがでてきます。常識的に考えると、「規則正しい生活は健康維持に大切」なのですが・・・
私たちは、いろいろなストレスを常に受けています。多少のストレスを受けることは大切ですが、それが積み重なり許容量を超えると、様々な形で弊害が出てきます。
落ち込んだり、やる気がなくなる、寝られない、朝起きられない、ひどくなると「うつ」や「がん」を引き起こすこともあります。脳疲労状態と呼ぶそうです。
横倉先生いわく、「禁止の禁止」が脳疲労予防に大切とのこと。つまり、メタボリック気味なので、○○を食べてはダメ、とか お酒は量を減らさなければダメなどを禁止しようというものです。
同じように、規則正しい生活は健康に大切と思った瞬間、夜更かししたり、朝寝坊したり、食事が不規則であったりするとそれがストレスとなる。それが体に良くないというのです。
そういえば、私も一時毎日仕事の前にプールに行き泳いでいたことがありました。健康のために出かけていたのですが、プールに行かない日(行けない日)があると、何か体調がすぐれないということがありました。今は、行きたいときにいくようにしています。健康のために何かをすると考えるとできないことが新たなストレスになり、それが積もると脳疲労状態になるという展開です。
確かにそのとおりです。